民家を事務所にリノベーション、そして新築へ
こんにちは!
!現在、地元飯塚市の民家を事務所にリノベーションする計画です。僕が桑沢デザイン研究所卒業との事でお声掛け頂きました。(まさか地元で桑沢の事を知っている人が!ってものすごくビックリ!諸先輩方に感謝!
こちらが現状になります。
全面リノベーションの計画ですのでガラッと変えていこうと思っています!
プランはこのように決定!一階は事務所で、営業さんが外回りが多いということでフリーアドレスデスクとし、事務さんは来客対応で社内に滞在する時間く来客対応がスムーズに出来るようオフィスエリアはガラス貼りとしています。回遊動線の確保と視線の抜けが課題となっていたいのでそこを解決するプランとしました。来客対応やお茶だし、営業さんと事務さんやり取りがスムーズに行えるプランになりました。コントラバスやサックス、賞状を飾るディスプレイシェルフを給湯室の目隠しとしてプランしました。
2階は社長室と、来客用の応接としています。外部はデッキとし、夏にはバーベキューや花火の見える広いテラスになります。
平面プランが出来たので次はCGパースを作成して、空間のエレメントを詰めていきます。自分で言うのもなんですが、このプロジェクトかなりカッコよく、機能的なものが出来そうです!
デザインがおおよそ決まり、CGパースにてプレゼンテーションしました。こんな感じです!
外観はコストをあまり掛けずにインパクトのある外観デザインにしています。
そして、インテリア。
営業さんのデスクはフリーアドレスとし、可変性のあるデスク形状にしています。
フロントからは事務所に常駐する事務員さんが来客にすぐに気付けるようなレイアウトとデザイン、フロントからは会社が受賞した賞状や楽器が見れるようなプランにしました。ゲート型の什器が各所を切り取り風景になるようなインテリアデザインにしています。
そして、この絵を現実世界に召還すべくこれより図面作成に入って参ります!
それではまた!
(そして二月後…)
このプロジェクト、久しぶりの更新になります。
紆余曲折ありまして、新築への計画に変更になりました。クライアントの希望、必要床面積、予算が全く合わないという理由により、リノベーションは断念し必要な床面積にてクライアントのご希望のプランで新築する方が希望や自由度、予算面でもメリットがあるとの判断で新築への計画に切り替えました。
このような平屋の計画となりました!
お客さんが来客する、玄関アプローチから事務所エリアまでずどーーーんと空間の抜けを作るというコンセプトのプランです。
平面図でみるとこんな感じです↓
保険という金融商品を扱う会社のオフィスですの透明性を空間で表現できないかという中で考えたコンセプトで構成していきました。
敷地が高台にあることもあり、来客するアプローチからの抜けが事務エリアから街や山並みの風景へと繋がる風景を作り出してくれます。
広い抜けのある間口の両隣に収納や複合機置き場等、機能を設ける事で空間をまとめていきました。
また、事務エリアと営業エリアを緩やかに仕切る事を希望されていましたので、そこを複合機置き場とし壁の操作によって「囲い」を作り緩やかな仕切りとしています。
リノベーションがいつもいいとは限らないと言う事が今回の教訓になりました。必要な床面積や予算、ご希望の空間等を諸々と考慮した上での物件探しが本当に大切です。
今後は物件探しの段階から設計者やデザイナーが立ち会う事が主流になって来るだろうな、というかそうすべきだしそういう環境を整えるべきだと思いました。
2019/4/25
本日、工務店さんと施主さん間で工事請負契約がまとまりました!ゴールデンウィーク開けに早速解体工事が始まります!オフィス家具もvitraの家具を中心に好きなデザイナー達のものをスペックさせて頂いたので、空間としてトータルでいい感じにまとまりました。
↓こちらが家具スペックシート
ホント、ワクワクします!