オーダー製作のオリジナルスチール扉の取り付け
今日はスチール扉の取り付け工事をご紹介します。
以前、部分的なリノベーション工事をご依頼頂いたお客様からの依頼でオーダー製作のスチールの扉を設置する事になりました。
オートクチュールでの製作なのでデザインも自由に作ることができます。
簡単なパースや図面を元にデザインを決めていきました。
ご要望は新しくワンちゃんを迎え入れたという事で逃走防止の為の玄関に設置する扉の製作です。
かつ、スモークガラスをご希望でしたのでブラックガラスやアクリル等検討しましたが、ワンちゃんが爪を立てる事を考慮してアクリルでの製作は×、ブラックガラス(黒みが足りずご希望イメージから外れる)も×として、結果玄関側にワンちゃんがきてガラス面に爪を立てる可能性が低いとのことでスモークフィルムを貼る方向にしました。
という事で、設置現場です。
アウトセットという、壁の外側に納まる扉です。
見た目をスッキリと納める為に天井吊りとし、レールは埋め込み、扉自体を床から天井一杯までの納まりとし、出来るだけ扉以外の無駄なものが出てこないシンプルなデザインにする様に設計しています。
というわけでその埋め込みレールを取り付ける為に天井を解体します。
解体した部分にレール下地とレールを仕込んで行きます。
綺麗にレール下地が仕込まれています。ここにレールを仕込み、天井部分を補修していきます。
天井の石膏ボードを貼りなおしパテを打ったところです。
ここからクロス職人さんが流石の技で新旧差が全く分からなくなる様に補修してくれます。
天吊レールとクロスが見事に納まりました。
ここから巾木を欠き取り、扉が閉まる時に納まりよくおさめるための戸先のスチールを曲げて作ったチャンネル材を取り付けます。チャンネル材の写真は撮り忘れました。
全ての下ごしらえが済んだらいよいよ本体を吊り込んで完了です。
天井吊は床にレールを設置する必要がないので掃除のしやすさやデザイン的にもスッキリと納める事が出来ます。
事前に段取りや現場状況をしっかり把握し計画しておく事で新旧2がチグハグにならず元々そこにあったかのように納める事ができます。