赤坂のマンションリノベーション〜⑧造作家具のプロセス編〜
こんにちは。今日は現在進行中の福岡赤坂の現場の造作家具の製作プロセスをご紹介します。
造作家具の魅力は何といっても建築と同一化でき綺麗に納まるところにあります。
製作プロセスとしてまずは当社で基本図面をおこし、お客さまと打ち合わせていくことになります。
↑この図面は基本図で今回はオリジナルでキッチンを製作するため取手などのデザインは統一しています。打ち合わせを重ねてこの「基本図」の精度を上げていきます。(この図面は打ち合わせを重ねた上での最終形の図面です)
まずは現場にて家具設置箇所の「現調」→採寸を行います。レベルが数ミリ違う場所や躯体側のレベルも絡んでくるのでその辺りをどうやって美しく納めていくかを設計段階でこの家具基本図以外の図面でも検討しているので、この現調段階で製作サイドと現場での再確認も行います。
ここから実際に家具を製作する家具工場さんの方で製作図をおこしてもらいます。その製作図をもとにチェックバック(↓赤入れ)を繰り返して意思疎通しながら最終的な製作段階までもっていくことになります。
建築側で特殊な納まりになっていることや現場状況、段取りは家具工場は全て把握していないので家具と建築の「取り合い」や「設置方法」をこのチェックバックで確認していきます。
製作サイドからの提案やこちらの意図が伝わってないことなど詳細に確認していき最終形に仕上げていきます。
このように造作家具は建築や絡んでくる素材の厚み、現場状況、設置場所、既存状況など様々な要素をひっくるめて美しく納めていくようになります。