赤坂のマンションリノベーション13〜ビールストーン編〜
今日は赤坂のマンションリノベーションで採用した、左官仕上げ「ビールストーン」を紹介します。
早速ですが、このような仕上がりの素材です。
基材に石材の粒を混ぜ込み削り出して仕上げています。
アップ写真がこちら
黒やオレンジ、透明系の石材がいい表情を作ってくれています。
このビールストーンは現場で施工するため目地が入らず納めることができ、クラックが非常に入りにくく、形もこのようにRの形状で納めることができるため形も自由度の高い素材です。
施主のクラックが入るのは避けたいというご要望と、平面プラン的に玄関上がり框はなめらかな動線幅確保と安全性のためR形状にしたいということがあったので、今回の玄関の納まりにもってこいの素材でした。
こちらが玄関の平面図↓
このビールストーン、削りで仕上げていくので機能的なディテールも可能です。
玄関立ち上がりもビールストーンで納めているので「出角」には割れや角当て防止のために面をとってもらっています。床との取り合いの「入角」には掃除がしやすいように微妙にR形状で磨き込んでもらっています。
フローリングとの取り合いもでてくるので、フラットバーで見切りビールストーンとのラインを合わせて納めてもらいました。
ビールストーンはこの辺の細かい納まりの実現も可能で、意匠的かつ機能的な素材なのでおすすめの素材です!